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起業・創業についてのご質問

起業を考えていますが、
周囲には会社員の仲間しかいないため
具体的な相談をできる相手がいません。
そういった相談も可能でしょうか?

藤沢市の行政書士「井口法務事務所」の井口亘がご質問にお答えいたします。

行政書士井口法務事務所の井口亘です。

起業をお考えの方からご連絡をいただきました。起業の相談もどの段階かによって聞くべき内容や、相談すべき相手に違いがあります。その点をこのケースを例にご案内します。

起業! でもその前にやるべきこと。知るべきこと。

「一億総起業家時代」という言葉も聞かれるようになったほどに、いわゆる給与所得以外に自身の才覚で収入を得る「起業」という選択肢が身近になりました。しかし、チャンスと同等にリスクも有るのが起業です。起業の前にやっておくべきこと、知っておくべきことをご紹介します。

会社の信用≠個人の信用

会社の組織の人間であると忘れがちなのですが、自身の信用=個人の信用ではなく「会社の信用」ということです。わかりやすいのが、金融機関の審査。住宅ローンの借り入れや、クレジットカードの審査など、多くの場合は所属している会社組織と、その勤続年数で判断が行われます。もしも「独立開業」としての起業をお考えなら、起業前に住宅ローンや有利なクレジットカードの契約などを行っておくのも一つの手です。しかし、結局は順調に返済できるかが重要なので、その点はご家族ともよく相談されてみてください。

週末起業という選択肢

起業と一口に言っても、様々なバリエーションがあります。リスクを低くしていくのであれば、まずは「週末起業」という選択肢があります。平日は会社員を続けながら、土日を使って新規事業の準備、または営業を行うという事業タームになります。もちろん平日時間が取られる分だけクイックレスポンスや自由度は下がるかもしれませんが、収益が見込めるようであればアルバイトを雇って平日動かすという手もあります。ただ、平日にお勤めしている先が「副業禁止規定」がないことが前提になります。

妻を事業主にという選択肢

奥様との仲はいかがでしょうか? 収入も支出も一蓮托生の「同一世帯」の最強のパートナーとして、奥様を社長にして事業を行うということもできます。この方法であればご自身の会社員としての規定がどうあれ、妨げになることはありません。個人事業主としてでも、法人代表者という立場でも構わないので、奥様を主体者にしつつ、実質的にはご自身が運営を行うという形での事業運営もまた、リスクヘッジの一つの形です。

相談しよう。起業家支援施設、商工会議所、金融機関

具体的な相談の窓口をというお話しでした。まず「独立開業」を目的に事業計画書を作成しているのであれば、金融機関にご相談に行くと良いでしょう。お金を貸せるくらいに現実的かどうか、非常にシビアな目線で事業計画を精査してくれます。「日本政策金融公庫」または地域の「信用金庫」がおすすめです。

まだ独立開業までは固まっていないが、具体的なアイディアを形にしたものがあるようでしたら、商工会議所の創業支援講座を受けてみるのはどうでしょうか? 体系的なセミナー形式で、自身のアイディアを具体的なビジネスプランに落とし込むA to Zを学ぶことができます。有料にはなりますが、価値は高いと思います。

私自身のお話をすると、藤沢商工会議所の起業スクールである「開業navi」の説明会(参加するべきだと思いましたが、すぐにでも開業したいという欲求が勝ってしまいスクールには参加しませんでした)や、行政書士向けの勉強会のサイトなどで情報収集しました。また、当時はコワーキングスペースを利用していましたので、そのオーナーに先輩経営者としてのアドバイスをもらったりしました。

最後に、漠然とした起業志向や、アイディアの種のようなものはある、という段階でしたら、気軽い起業家支援施設に足を運んでみてください。例えば、そういったテーマでイベントを行っているコワーキングスペースなどです。私自身が開業するのにあたり、割とあっさりと(何も考えずに?)一歩踏む出す勇気をもったのかと振り返ると、そのようなスペースで過ごす時間が長かったのも理由の一つかもしれません。

昨今、リモート勤務やワーケーションなどで自宅他で勤務する流れになってきていますが、職種等の特性上、平日や日中は出社しなければいけない方や、家事、育児や介護などで日中は自宅にいなければならない方もいらっしゃると思います。夕方以降に開業希望者と起業家がつながるような場所に足を運ぶのもいかがでしょうか。弊所の1Fにある「インキュベーションスナックみらぼ」というもそんな施設の一つです。インキュベーションマネージャーがアイディアのブラッシュアップをしてくれます。

行政書士に相談する意味、価値、強み(行政書士井口法務事務所がお手伝いできること)

弊所「行政書士井口法務事務所」でも起業相談を承っております。まずは30分無料相談でお話を伺い、伺った内容に応じて必要な手続きや書類作成、その他適切なアドバイスをさせていただきます。行政書士は、その他の士業職と違って様々な「紹介」を行えるのが強みです。法律上の整理が必要な場合は司法書士や弁護士を、特許的なアドバイスが必要な場合は弁理士を、そのほか税務や社労士業務、インキュベーションマネージャーへのお繋ぎも行政書士の職務として行うことができます。この「士業の交通整理」が行政書士にまず相談する意味であり、価値であり、強みだと考えています。

起業に正解はない

給与所得者から企業経営者に転換を図る「企業」という大転換ですから、さまざまなアドバイスを受けたくなるのは人情です。しかし、石橋を叩きすぎて渡る機を逃すということもあり得ます。起業家に共通して言えることは、考えることと同じくらいに行動することを重要視しているということです。チャンスを逃さぬように、行政書士井口法務事務所で、最短距離で最適解に辿り着くお手伝いをいたします。まずはお気軽に無料相談を活用して、お話しください。

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